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間違った腰痛の認識1|腰痛コラム

病院の診断

病院に行っても腰痛が治らないといった方が当院には多くいらっしゃいます。 これは腰痛で病院に行っても8割の腰痛が原因不明(真の原因)のまま治療されているからです。

これは、病院を批判しているのではなくて、ある意味仕方のないことなのです。 

お医者さんはレントゲンやMRIなどの検査により診断を下すわけです。当然検査で異常が見つかればそれを原因として治療を行なうわけです が、この異常が腰痛の原因でなかったとしたら腰痛は治るはずがありません。

腰痛の原因は、椎間板の劣化により引き起こされる周辺部の損傷とされています。 最近は医療技術の発達でMRIにより椎間板の変化を詳細に診てとれる時代になりました。

腰痛を訴える患者さんがMRIを受け椎間板の異常が見つかれば、椎間板ヘルニアといった診断が下されるのは当然のことです。 

しかしここで大きな問題があります。 それは、椎間板にはっきりとした異常が見られるのにも関わらず、腰に痛みをまったく感じないという人が数多く存在しているということです。 

アメリカのBoden医師による大変興味深い研究報告があります。 今まで腰痛を経験した事がない20代〜80歳代の67人にMRI検査をして椎間板を調べた結果、以下のような実験結果が出ました。

【20代】 
椎間板ヘルニア21%、椎間板変性34% 

【80代】 
椎間板ヘルニア36%、椎間板変性93% 

80代に至ってはほとんどの方に椎間板の異常が確認されています。この結果からいえることは、椎間板の異常が必ずしも腰痛の原因にはならないということです。

さらにElfering博士による実験では、腰痛の発症していない41人の椎間板を5年間に渡りMRIで調べた結果「椎間板の変性が見られる人より、変性のない人の方が腰痛の発症率が高かった」という一瞬耳を疑いたくなるような実験結果も報告されています。

この結果からも、椎間板の異常が必ずしも腰痛の原因にはならないということが分かります。 

当然、前述の研究で椎間板の変化により腰痛が起きた人もいます。そうした人には椎間板変性の腰痛として治療を行なえばいいわけですが、問題は腰痛の原因が椎間板によるものなのか?そうでないのか?それをどうやって見極めるかです。

そして今、骨にも椎間板にも異常が見られないのに腰痛を訴えるケースが増えてきています。 

その腰痛を引き起こす意外な原因、それはストレスです。(腰痛の3割が心因性腰痛(福島医大) ) 

ストレスはどのようなメカニズムで腰痛を引き起こすのかノースウエスト大学 バニア・アプリカン博士の研究によれば、脳は、必要以上に痛みを感じない仕組みになっています。大きな痛みの場合に脳は痛みの信号が届くと脳の側坐核という部分から鎮痛物質を出 し痛みを抑えています。

ストレスが過剰に掛かると、この側坐核の働きが低下し痛みを抑えられず、ちょっとした痛みでも激痛を感じてしまう場合があります。 

これが腰痛の原因です。 普段なら気にもとめない些細な腰の違和感が、ストレスにより症状が悪化し腰痛となって表に現れるのです。 

MRIなどで「見える異常」にのみ注目してしまいがちですが、腰痛の真の原因を見つけるために今後は目に見えない心の部分にも目を向けていく必要があります。心因性腰痛も推拿で楽になりますが、根本原因が取り除かれない限り、再発するようです。 


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